諸行無常 其ノ壱 「ギブス治療」
「形あるものは必ず滅す」の言葉通り、一部が欠けてしまったぐい吞み。
もう少し傷が浅ければ、飲み口部分を磨いて、欠けた辺りだけ、または全体の背丈を低くする手もあります。
今回は全体の形を保持して、欠けた部分を継ぎ足す補修をしました。
全体を耐火石膏で固定し、欠けた部分にガラスを補充する隙間を作り、欠けたガラス片と透明ガラスを補てんして...
焼成・研磨すると結果はこのように...
もと通りとはいきませんし、多少飲み口が波打ってますが、フツーの使用には耐えられる器にまで無事回復(治癒?)しました。
次の写真の補修した箇所に見える黒い点はピンホールで、追加したガラスがここだけうまく回ってなかったのです。(残念!)
高知の座敷遊びで使われる、穴あきの「べく杯」とはちょっと異なりますが、なみなみと注いで欲しい方はこの穴を押さえておき、ある程度飲まないとその指は離せない、ということになります。
まあ、これもご愛敬ということでご容赦頂ければ幸いです(笑)
最後までご覧頂きありがとうございます。
これまではこちらのブログからFacebook、Amebloに連携していたのですが、最近インスタグラムも始めたので、簡略した記事はインスタグラムからFacebookとAmebloに連携し、より詳細記事はこちらのブログ限定とさせていただきます。
Facebookは私の本名(村上 仁)、インスタとAmebloは「guinomi77」で検索いただくと出てくると思いますのでこちらもよろしくお願いいたします。
0コメント