端材ガラスの復活(その2)

前回は失敗作の再生でしたが、今回はぐい吞みを作った際に出る端材を再生したものです。

角度によって模様や色合いが変わります。

ブルー系の端材ガラスと、その周囲に細かな気泡の入った透明ガラス(白っぽい部分)の端材を散らして、先ずは丸い平板を作ります。

それを丸い穴の開いた石膏型の上に置いて焼成すると、平板が穴に沿って垂れ曲がり、落ち着いたところで温度を急激に下げてガラスの動きを止めます。(※)

(※)サギング(sagging)という技法です(sag=真中が重さで下がる、たわむこと)


冷めたら、縁の部分を削って、磨いて、ぐい吞みが出来上がります。(この時、新たな端材が誕生します。輪廻転生ですね...)


平板作成の際の熔け具合で生じる色合いや模様、サギングでの曲がりや伸び、といった不確定要素が多いので、出来上がるまではドキドキもので、今回のものは良い出来だと思います。


浅葱(あさぎ)色の端材をメインで作ったのがこちらですが、人によっては好き嫌いが出るかも知れません。

ガラス工房・アトリエ仁(Jin)(旧アトリエ&ギャラリー 仁)

アトリエ&ギャラリー仁(Jin)は 2020年7月1日に 国立駅南口徒歩7分の住宅地に移転いたしました ガラス工房・アトリエ 仁(Jin)として、ガラス作品の制作と販売、そしてガラス工芸サークル(旧体験教室)を行っています これからもよろしくお願いいたします (不定休ですので、お手数ですが事前にメールまたは電話でお問い合わせください)

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