端材ガラスの復活(その2)
前回は失敗作の再生でしたが、今回はぐい吞みを作った際に出る端材を再生したものです。
角度によって模様や色合いが変わります。
ブルー系の端材ガラスと、その周囲に細かな気泡の入った透明ガラス(白っぽい部分)の端材を散らして、先ずは丸い平板を作ります。
それを丸い穴の開いた石膏型の上に置いて焼成すると、平板が穴に沿って垂れ曲がり、落ち着いたところで温度を急激に下げてガラスの動きを止めます。(※)
(※)サギング(sagging)という技法です(sag=真中が重さで下がる、たわむこと)
冷めたら、縁の部分を削って、磨いて、ぐい吞みが出来上がります。(この時、新たな端材が誕生します。輪廻転生ですね...)
平板作成の際の熔け具合で生じる色合いや模様、サギングでの曲がりや伸び、といった不確定要素が多いので、出来上がるまではドキドキもので、今回のものは良い出来だと思います。
浅葱(あさぎ)色の端材をメインで作ったのがこちらですが、人によっては好き嫌いが出るかも知れません。
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